今年のプロ野球を振り返る

今年のプロ野球公式戦は、今日の横浜Xヤクルト戦で全てが終わる(とは言ってもまだクライマックスシリーズ日本シリーズが残っていますが)。「今年のプロ野球はどこのチームも戦力が充実していて、順位をつけたくてもつけられないのが実情だと私は思う。」と、3月28日の日記に述べておいたが、結局、パ・リーグは、1位日本ハム、2位ロッテ、3位ソフトバンク、4位楽天、5位西武、6位オリックスになり、セ・リーグの方は1位巨人、2位中日、3位阪神、4位横浜、5位広島、6位ヤクルトという順位となった。パ・リーグ優勝の日本ハムは、新庄や小笠原の後がどうなるかどうかで心配されていたが、2軍(ファーム)で鍛え上げられた選手の成長や大型連勝があったことなどによって、優勝することができた。2位のロッテや3位のソフトバンクはやはり順当であった。4位の楽天は、高卒ルーキーの田中や2冠王の大ベテラン山崎武の活躍によって最下位を脱出できた。5位の西武や6位のオリックスは主力選手の移籍や離脱による大きな穴を埋めることができなかった。セリーグ優勝の巨人は、打撃では移籍選手と生え抜き選手のバランスが合い、投手力では2ケタ勝ち星の投手が3人も出たり、先発だった上原のストッパー転向が成功して、5年ぶりの優勝につながった。2位の中日は打撃の主力がケガで一時離脱したりしたことが痛かった。3位の阪神は9月にものすごい追い上げを見せたが、その月の後半に息切れしてしまい、3位となった。4位の横浜は前半戦はがんばったものの、後半戦に失速した。5位の広島は投打共に奮わず、6位のヤクルトはラミレス(安打数でセ・リーグの新記録を作った)や青木と言った3割バッターはいるものの、昨年の主力岩村の抜けた穴が大きかったほかに、投手陣の調子が出ず、最下位となった。来年はどういう順位になるであろうか。