日本史人物研究①

きょうから不定期シリーズとして、「日本史人物研究」や「日本史研究」といったシリーズをスタートさせます。きょうは、日本史人物研究の1回目です。今回は、文武天皇です。文武天皇は、実際は、25歳で死んだことになっています。しかし、後世になって書かれた書物では、60歳前後で死んだということになっていて、大きな隔たりがあります。後世の書物では、文武天皇が、持統天皇(後で述べますが、それは天武の皇后が即位していなかったという説もあります)の孫ではなくて、実際には他の人であったことを書かれているのです。一体誰かというと、当時の新羅の国王文武王であって、それが日本にやってきて、天皇として即位していたということになったという学者もいます。私もその説を半分信じています。その時代には、大宝律令の制定などがありました。