皇室の不思議①

今日から、シリーズとして、皇室の不思議をここに連載することになった。今日は、皇室の菩提寺であった泉涌寺に関することを述べる。泉涌寺には、歴代の天皇の位牌があるが、そのうち、天武、持統、文武、元明、元正、聖武孝謙(称徳)、淳仁廃帝)の位牌がない。ということで、その寺にある位牌は、天智、光仁以降の歴代天皇と皇族たちとなっている。どうしてそのようなことになったのかについてだが、天智と天武が兄弟ではなかったということが考えられている。後の時代に書かれた書物によると、天武の崩御時の年齢は65歳となっていて、天智を上回っていることからしても、それはいえることかもしれない。