元大関・把瑠都引退

大相撲の元大関十両把瑠都関が昨日引退を表明した。把瑠都関は、初土俵から瞬く間に十両、幕内となり、やがて大関に昇進し、昨年には初優勝を果たし、横綱間近といわれていたが、膝のけがに悩まされ、大関から陥落して、その後は休場続きで、秋場所の番付では十両で、もしこの場所も全休すれば幕下となり、本人もできる限りの復帰を目指していたが、膝の調子は良くならず、今回の引退となった。もしこのけがが公傷となっていれば、把瑠都関は幕内に留まっていた。その公傷制度は、1972年に始まり、2003年に廃止されるまで行われていた。今回のことをふまえて、公傷制度を復活した方がいいのではないかと私は思う。復活の制度では、以前は1場所だけであった公傷認定をけがの具合に合わせて最大1年間認めるといったことも盛り込んでみてはどうかと思う。