少年の死刑確定

1999年に山口県で起きた母子殺人事件で、殺人の罪などに問われている当時の少年の死刑判決が確定した。これで、長く続いた裁判は終結した。私が思うのは、地裁ややり直し前の高裁の判決がなぜ無期懲役であったということである。少年の更生などを見据えてこのような判決になったといわれているが、その当時の裁判官がどのような気持ちを持っていたのか、あるいは少年に対して死刑を言い渡す必要があったのかを考えていたのかなどを当時の裁判官などが遺族に対して説明すべきであったと思う。また、今回の判決に至るまでに、高裁やり直し判決からは4年近くかかっている。なぜこんなにかかったのはわからないが、水面下で被告側と裁判官側が対立していることなどがあったのではないかと私は思っている。