水戸黄門、終了へ

1969年の放送開始以来、月曜8時の時代劇シリーズとして長く親しまれてきた「水戸黄門」(TBS系)が、今年の12月で終了することになった。昔は、視聴率が43、7%になるなど、高視聴率番組であったが、ここ最近の視聴率は低迷していた。放送は42年間にも渡り、その間に主人公の水戸黄門を演じてきたのは、東野栄治郎氏、西村晃氏、佐野浅夫氏、石坂浩二氏、里見浩太朗氏である(終了の遠因は石坂氏が病気で降板したことであると私は思っている、もし今も黄門役が石坂氏であったら、もう少し続いていたであろうか)。この長い歴史の中にはネット局が変わった地域もあった(例えば、大阪・近畿広域圏は放送開始当初はABCであったが、1975年のネット局転換で今のMBSとなり、また福島は当初FTVであったのが、ネット局のTUFの開局でそこで放送されるようになった。放送開始当初と現在で放送されている放送局が違うのが、他に富山、山形、愛媛などがある)。他にこの時間帯で放送された時代劇には、「大岡越前」、「江戸を斬る」などがあったが、すでに終了している。このような時代に残っていた時代劇だけに、今回の終了は残念である。次の時代劇はどのようになるのであろうか。新しく斬新なものを期待したい。