相撲部屋の話

現式秀親方(元大潮)が来年1月に定年を迎えるので、今後の動向が注目されていた式秀部屋であるが、一門外(式秀部屋時津風一門)の出羽海一門の小野川親方(元北桜)が継承することになった。一門外の力士が親方の娘と結婚して部屋を継承したケースは何例かあるが、先代と接点もない親方が部屋を継承するケースは珍しいケースである。
一方、引退後、年寄株の借株暮らしが続いている大島親方(元武蔵丸)が、来年2月の現武蔵川親方(元三重ノ海)の定年退職後に武蔵川を継ぎ、藤島部屋から独立して武蔵川部屋を起こすことになった。理由には、ハワイにいる大島親方の甥が力士志望で、すでに藤島部屋には外国人力士がいるので、今回の独立となったようである。最近の新弟子は数が少なく、今年は過去最低となっている。今回独立する新武蔵川部屋に、どのくらいの新弟子が入るのであろうか。