伝統に泥を塗った男

暴行事件で大けがを負って入院していた歌舞伎俳優の市川海老蔵氏が、昨日退院して会見を行った。行われた会見で海老蔵氏は、事件の経緯について、自ら暴力をふるったことは否定したが、会見自体には不自然な印象もあった。また、海老蔵氏は、無期限の謹慎処分となり、来年1〜2月に行われる予定であった歌舞伎の公演には出ないことになった。そのことからして、海老蔵氏は、江戸時代から続く市川宗家の歴史に泥を塗ったことになったと私は思う。市川宗家に泥を乗った人物は、この海老蔵氏で2人目になるが、1人目は、天保の改革で江戸から追放された当時の市川団十郎氏であった。早い事件の解決を祈ります。