相撲協会の緊急理事会

野球賭博問題を受けた相撲協会の臨時理事会が行われたが、名古屋場所の開催の結論が7月4日に行われる臨時理事会に持ち越されたほかに、弟子(雅山関)が野球賭博に加わっていた武蔵川理事長(元三重ノ海)の進退問題については先送りとなったり、賭博に加わっていた力士の実名は公表しないなど、不満な点が残るような結末となった。賭博問題については調査委員会が賭博関与力士の聴取などの調査を行い、それを受けて、名古屋場所の開催をどうするのかが決まる見通しであるが、それが明らかになる臨時理事会は名古屋場所番付発表(今月28日)には間に合わず、7月4日となる。私としては、なぜこのようなことになったのかは、今の時点で名古屋場所の番付は印刷が終わっており、もし番付発表前に名古屋場所が中止となったら、それは紙くずとなってしまうという危機感が相撲協会の内部にあっただろうと思う。そのような体質が相撲協会自体をダメな組織にしてしまっているのであろうか。一日でも早い野球賭博問題の解決を待ちたい。