貴乃花親方、二所一門を離脱か

大相撲・貴乃花親方(元横綱)が、来年にある相撲協会の理事選に立候補することになり、昨日行われた二所ノ関一門の一門会で一門を離脱する意志があることを明らかにした。その背景としては、理事は一門によって人数が決まっており、二所一門ではすでに理事候補として2人が内定していて、残りの1つを鳴戸親方(元横綱隆の里)といその貴乃花親方が争っているが、もし外れても貴乃花親方は一門を離れて理事選に立候補するという姿勢になったらしい。以前にも同じケースがあって、1998年の理事選には当時高砂一門であった高田川親方(元大関前の山)が一門の意向に反して出馬し、高田川親方は一門から破門されている。貴乃花親方は相撲界自体の改革を求めるために出馬することになったようであるが、そのことよりも相撲界の「一門」制度を廃止した方がよいのではないかと私は思う。そうすれば、理事選にも誰もが自由に立候補できるし、稽古も自由に行けるようになるといったメリットも多くあるのではないか。