若麒麟は解雇処分に

大麻所持で逮捕された十両若麒麟に対して、相撲協会は昨日の理事会で、若麒麟に対しては解雇処分、師匠の尾車親方に対しては平年寄への降格を言い渡した。その処分は、同じ大麻所持で逮捕されたり、ドーピング検査で陽性反応が出た外国人力士に対するものと同じであるが、一方では、処分が軽すぎるという見方もある。協会の処分は、解雇の上に除名というものもあり、除名のほうが解雇よりは厳しい処分となっている(たとえば、退職金は解雇の場合は出るが、除名の場合は出なかったり、解雇は、理事会で決まるが、除名の場合には、理事のほかに、横綱大関などの賛成が必要とされる)。今回のことの重大性を考えれば、解雇よりは除名のほうでよかったのではないかとも思う。