中央バス撤退の一件に関して

先月から今月にかけて、北海道中央バスの元札幌市営路線の廃止を巡る一件があった。中央バスは、かつては札幌市営の路線だった白石営業所の路線を今年限りで廃止を決めた。それを受けて札幌市は、それらの路線を廃止後にJR北海道バスに引き継ぐことに決めた。しかし、これには税金が多く使われることから、市民の反発は強くなった。それを受け止めて、中央バスも、これらの路線を廃止しないことを決め、札幌市の方にも通知して、それらの路線は存続することになった。その一件に関して、私は、地元の人間だから言わせてもらうが、どうしてこのような事態になったのかを札幌市は中央バスと多く話し合いを持つべきであったと思っている。そうすれば、このようなことは避けられたし、展開も変わっていたに違いないと思う。この一件は、バス会社と自治体のしがらみを象徴する出来事であったと思う。